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東西南北

2月20日(金)

 大サンパウロ市圏の市民九百万人に供給するカンタレイラ貯水池の水不足は、二〇〇一年に始まった。もしサンパウロ州が全給水量を一〇%減らしていたなら、現在、節水の問題は起きていなかったという。フォーリャ紙によれば一〇%節水していたら、現在、同貯水池の水量は三四%に達していたという。四月には五〇%、乾期の終わる八月でも四〇%にはなっていただろう。
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 各サンバ学校はカルナヴァルを前に、準備に余念がない。雨が降らないようにサン・ペドロに祈ることも忘れていない。だが国立気象観測所によれば、二十日午後遅くにはサンパウロ市に強い雨が降る。二十一日未明には、寒冷前線がサンパウロ市に進み一日中雨が降る。しかしサンバのパレードに出場する人たちは心配していない。衣装、山車とも防水処理を施した材料で作っているからだ。強風も考慮しているという。
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  五歳の女の子と伯母が(四三)十七日午前零時、大サンパウロ市圏内のカラピクイーバ市で誘拐された。武装した男が道で母親に近づき、母親とともに家に入ってきて二人を誘拐した。同日午前四時に誘拐組織から母親に電話があり、三万レアルを同市中心街に持ってくるように指示した。私服刑事が現場で見張り、男二人を逮捕した。男二人は仲間に、女の子たちを解放するよう求めている。
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 アゴーラ紙は二十から二十九日まで、同紙購入者に三・九レアルで性教育の本を販売する。性病など十一のテーマを五百ページにイラスト入りで分かりやすく説明してある。