ニッケイ新聞 2014年1月17日
法務省の国家消費者局(Senacom)の16日の発表によれば、同委員会が2013年に受理したリコール(製造者や販売者による販売済み製品の回収や修理)の数は史上最高を記録し、109件に上ったと18日付けエスタード紙が報じた。
2012年の67件から62%増。統計開始の2003年から昨年までに受理されたリコールの件数は627件に上る。
昨年は109件のうち58件が車両に関するもので、最も多かった。中でもホンダのフィットは18万6853台がリコールとなり、車の持ち主はパワーウィンドウのスイッチ交換のため修理店に赴く必要があった。
Senacomによれば、リコール対象となる商品の幅はここ数年で広がっている。昨年は衛生用品、医薬品、加湿器、除光液、キッズチェアなどが対象となった。
リコール防止には保健機関との協力が重要で、市場に出回る商品やサービスが引き起こす可能性のある事故に関して、医療従事者から情報を集めるシステムを構築する取り決めができた。