2月13日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】九日夜から十日午前にかけて、リオデジャネイロ市で麻薬組織関係の銃撃戦があり、麻薬密売人七人が死亡した。
九日夜、同市北部ジャカレジーニョ複合貧民街では麻薬密売人二人が死亡、手榴弾の爆発で軍警二人が負傷した。十日未明には、北部マレー複合貧民街の一つ、ロケッテ・ピント貧民街で麻薬取引場所をめぐる他組織同士が衝突、四人が射殺された。同午前四時ごろ、南部ロッシーニャ貧民街で、軍警特別作戦専門大隊(BOPE)の警官たちが麻薬組織のメンバーと撃ち合い、麻薬密売人のエンリッケ・S・R・サントス(二八)が殺害された。
頻発している銃撃戦で貧民街の住民たちは夜も眠れない状態。最近、抗争に巻き込まれた民間人三人が射殺され、現状に対する住民らの怒りは頂点に達している。