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新生児8人が死亡=アラゴアス州=集中治療室は定員超過状態

2月12日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】アラゴアス州マセイオー市の連邦大学付属病院の新生児集中治療室で九日、生後一カ月に満たない新生児八人が死亡した。
 八人のうち、三人は同付属病院で、五人は家や他の病院で誕生していた。同病院の医師、看護婦たちによると、新生児が未熟児だったこと、新生児集中治療室が定員超過状態にあったことが死因として考えられるという。同治療室は定員が十人だが、ここ数日間は十七人が治療を受けていた。
 同治療室では一月にも十人の新生児が死亡していた。同付属病院のマカーリオ院長は、危険状態にある新生児を受け入れる病院はアラゴアス州には同病院とサンタ・モニカ病院の産婦人科にしかなく、「だから、定員超過と新生児の死亡が慢性的問題になっている」とコメントした。
 世界保健機構(WTO)は病院での新生児の死亡は月五人までが許容範囲としている。