2月11日(水)
ブラジル農協婦人部連合会(ADESC、上芝原初美会長)が今年も「大豆食」キャンペーンで中心的役割を担っていくことを確認した。去る四日、日本文化会館で開催された第七回定期総会で出席者の総意で決議されたもの。
同婦連は、母体であるコチア産業組合の解散に際して、コチア産組精神を継承することを期して一九九六年に新たに産声をあげ、九八年に正式に認可を得た活発な組織だ。家の光協会が主催している世界こども図画コンテストには、ブラジルの子供たちの絵を十年以上も継続して出品しているし、日本のJA全国女性連絡協議会との交流も行っている。今年の六月には、このJA女性協の親善交流団が来伯する。
SBC(旧コチア産組系病院)施設でのカゼイロ食品や農産物、手芸品の販売も定着している。四日の総会で配布された資料には、本部と支部が実施してきたカゼイロ商品の販売総額が二十万レアル近い数字を示しているほど、女性パワー連合の強さを立証している。
昨年開催された日本まつり会場では、パ国イグアスー移住地の女性たちと合同で大豆食キャンペーンを展開して脚光を浴びた。
このような各分野での活動実績を踏まえ、今年七月二十三日~二十五日予定されている、第七回日本まつりでも再び農協婦連が「大豆食」キャンペーンの中核を担うことを確認した。
定期総会では二〇〇四年の新役員が選出され、三年連続で上芝原体制が確定した。新役員は、相談役=森岡和(サンパウロ近郊I)、川上正子(ピエダーデ)、片山時枝(サンパウロ近郊I)、会長=上芝原初美(ピラール・ド・スル)、副会長=玉腰豊子(ジャカレイ)、池田桂子(ジャカレイ)、飯田正子(ヴァルゼン・グランデ)、吉泉美和子(インダイアツーバ)、会計=山崎久代(カウカイア)、則武マリア ルイザ(ヴァルゼン・グランデ)、書記=奥山喜美子(ポ語、ヴァルゼン・グランデ)、滝井孝子(日語、レジストロ)、内海千代美(ヴァルゼン・グランデ)、正幹事=鹿毛敬子(ジャカレイ)、富田富子(ピラール・ド・スル)、草島加代子(カウカイア・ド・アウト)、補充幹事=川俣きぬえ(ヴァルゼン・グランデ)、高嶋みちよ(ツルヴォランジャ)、田畑三洋子(サンパウロ近郊II)。今年も意欲旺盛な女性たちの行動が楽しみだ。