野尻アントニオ氏 死去 2004年2月11日 2月11日(水) 野尻アントニオ氏が、九日午前七時、シリオ・リバネス病院で、がんによる多臓器不全のため死去。七十二歳。二世。弁護士、翻訳家、元ブラジル三菱銀行法務部長・取締役、元サンパウロ人文研理事長、元コロニア文学会会長。日本文学に通じ、数少ない二世の日本文学翻訳者の一人。特に太宰治、芥川龍之介の翻訳、紹介で業績がある。飾らないひょうひょうとした人柄で親しまれた。十日、サンミゲル・パウリスタの墓地に埋葬された。初七日法要が十五日午前八時から、西本願寺(シャングア街一〇八)で行われる。 サンパウロ 2004-02-11 administrator