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明るい街灯で犯罪減=サンパウロ市=6割減少した通りも

1月31日(土)

 【アゴーラ紙】昨年四月から八月にかけて、街灯照明がより明るいものに取り替えられたサンパウロ市の広場や通りで、犯罪事件が減少したことがサンパウロ市公安局のデータで確認された。
 この調査はサンパウロ市の十二の広場や通りで実施された。その中の八カ所では犯罪事件(自動車の盗難、強奪は除く)が減少し、四カ所は変化がなかった。サンパウロ市西部のアンタルチカ大通りでは六三%、北部のクルゼイロ・ド・スル大通りでは四六%、東部のサリン・ファラ・マルフ大通りでは三八%と大幅に減少した。
 サンパウロ市では〇三年に百五十の通りで街灯の電球が交換され、〇四年には周辺地域の街灯照明が変更される予定。
 同公安局は照明の変更だけでは犯罪事件減少の決定打とはならないとしている。しかし、通行人や付近住民の大部分は新しい照明に安心感を覚え、夜に歩いて外出するようになったと感じている。