1月21日(水)
ブラジル日本語センター(谷広海理事長)主催の第五回日本語ふれあいセミナーが、二十日からサンパウロ市の北海道交流協会で開催されており、そのグループリーダー十人が佐藤吉洸同センター理事に伴われて来社した。
同セミナーにはサンパウロ州、リオ州、ミナス州、マ州、南マ州など五州で日本語を学ぶ十二~十六歳の青少年が参加している。
四歳から日本語学習を始めた伊藤正一くん(一六、サンパウロ市、三世)は「日本文化大好き。特に卓球、和太鼓、民謡」。四歳で親と共に訪日し、四年余り滞在した勲夫バストスくん(一六、サンパウロ市)は「英語、スペイン語は珍しくない。日本語ができるというと学校の友達から珍しがられるので勉強するのが楽しい」と流暢な発音。漫画が好きで、自宅には五十冊以上。
橋本浩司くん(一六、タボン、三世)は「アニメが大好き。特にエヴァンゲリオンのミサトのファン」と語った。日本の若者音楽が大好きな狩野清美さん(一六、サンベルナルド、三世)は「姉が日本に住んでいて、新しい流行曲をいつも送ってくれる」という。
四文字熟語が好きな大島留美さん(一四、ミナス州カンブイ市、二世)は「母と一緒に宝塚のビデオ、ベルバラとかよく見ます」。ビデオゲームのプレイステーションが趣味の水馬光太くん(一六、バストス)は、日本に住む姉から新作ゲームを送ってもらうのが楽しみだそう。
おばあちゃんから自然に日本語を習ったという河戸保宜さん(一六、サンパウロ市)は、昨年ボーイスカウト隊の代表としてタイ国を訪れ、日本代表と日本語で話したことが印象的だったそう。「志村けん」のファンを自認する牧山誠二くん(一六、タボン、二世)は「毎週欠かさずビデオで見てます」という。服部おさむくん(一六、サンパウロ市)も「志村けんの〃アイーン〃が最高」だそう。松田明子さん(一六、サンパウロ市、二世)は「お母さんが作るカレー、納豆、シチューが大好き」とか。
一行は二十三日まで様々な日程をこなす。