1月17日(土)
【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】ブラジル北東部で大雨が降り続いており、多大な被害を出している。
アラカジュー市では、十四日に川に足を取られて流された行方不明者二人を捜索中。テレジーナ市では、約一万家屋が土砂崩れ、あるいは倒壊の危険にさらされている。アラピラッカ市(マセイオー市から136キロ)では、樹木や電柱、教会の塔などが倒れており、土砂崩れで家屋も崩落している。
十二月十五日から悪天候の続くミナス・ジェライス州では、雨による死亡者数が十四人に上っている。
ミナス州ジュイス・デ・フォーラ市では十四日、土砂崩れで四歳児が生き埋めになった。同州レドゥット市の農村地帯では家屋が崩壊し、中にいた夫婦が死亡した。十二日に洪水被害が出た同州カラチンガ川周辺都市では十六日、再び暴風雨となった。
一方、雨不足に悩む大サンパウロ市圏では十五日、サンパウロ州水道局(Sabesp)が「降雨がなければ、カンタレイラ貯水池の給水地区で二月から節水するかもしれない」と発表し、市民を心配させている。