1月17日(土)
〃昭和の名経営者〃といえば、「ソニー」を創った盛田昭夫氏、「ホンダ」の本田宗一郎氏、「松下電器」を育てた松下幸之助氏、「トヨタ」の豊田章一郎氏など、そうそうたるメンバーが並ぶ日本経済界。では〃平成の名経営者〃は?
日本経済新聞の調査によれば、最も相応しいのはブラジル人だという。もちろん日産自動車のカルロス・ゴーン社長――。十四日付同紙によれば、主要企業トップや市場関係者、読者らを対象にアンケート調査を実施したところ、ゴーン氏が一位(九九九ポイント)に選ばれた。
同紙は「バブル崩壊を経験した平成の時代は日本企業にとって、再生への苦闘の歴史だ。優勝劣敗、企業間の格差が鮮明になるなか、経営者の重みがかつてなく増した時期でもあった」と時代背景を分析、「ゴーン社長は明確な方針と目標を掲げ、破たんの瀬戸際にあった日産を短期間で立て直した。その統率力が幅広い層から支持を集めた」とその理由を報じた。
ちなみに二位は「トヨタ」の奥田碩氏で八三〇ポイント、三位は「キャノン」の御手洗富士夫氏で八一八ポイントだった。