ニッケイ新聞 2014年1月17日
今週に入り、サンパウロ市では夏におなじみのテンペスターデ(強い夕立)が目立つようになってきた。15日夜にはその強い雨と雷により、サンパウロ市10カ所で冠水が生じ、南部イピランガではそれに伴う交通渋滞が起き、CPTM10号線では電気供給に支障が生じ、タマンドゥアテイ~サンカエターノ間の運行が止まった。また大サンパウロ市圏のカラピクイーバ市では17時間にわたり停電が続いた。サンパウロ州の天気はこの後も18日までは雨が続き、19日にいったん持ち直すものの、来週は連日雨の予報となっていて、いっそうの注意が必要だ。
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ここ連日本紙でも報道している、カンピーナスで11日夜~12日未明に起こった12人の死者を出した連続殺人事件についてだが、同市市警は15日、この日に犯人から銃撃を受けた人の中に2人の生存者がいたことを明らかにした。腕やでん部を撃たれた22歳の男性は事件について尋ねられたが、犯人が車の中にいたこと以外は聞き出せず、また、もう1人の23歳の女性は市内の病院に昏睡状態で入院中だとか。警察絡みの疑惑が強いだけに、捜査の進展具合には注目が集まりそうだ。
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どちらがサッカー全国選手権2部降格かをめぐり昨年からもめているポルトゲーザとフルミネンセだが、15日、リオ地裁大型行事特別判事団は10日のサンパウロ州地裁の判決を覆し、スポーツ裁判所での判決を支持し、フルミネンセを1部残留にするとした。ブラジル・サッカー連盟(CBF)は20日までにどちらが残留するか決めるとか。いっそのこと、残留決定試合を行なってはどうか?!