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インジオが建物占拠=30人が部落への資金請求 レシフェ

1月14日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙十三日】ペルナンブーコ州奥地に住むパンカラルー族の先住民約三十人が十二日、デモ抗議をするため同州都レシフェの国立インジオ基金(Funai)本部に侵入し、四時間にわたってろう城した。暴動も発生し、先住民三人が逮捕された。
 パンカラルー族は部落地域への資金を請求。また、同基金の職員を人質に取り、暴力を加えたとされるジウベルト・M・フレイレ元酋長を、同地域の酋長職から免職させた同基金の措置に対して反発している。
 先住民たちは同午前九時、Funai本部に侵入した。体に塗料をつけ、木片を持ったパンカラルー族は、同基金のマノエル・ロッペス経営担当が部落に回さなければならない資金を隠していると告発。先住民たちは、農業開発計画にこの資金が必要だと訴えた。
 軍警機動大隊が出動し、約三十人の警官がFunai本部を取り囲んだ。それでも先住民たちは投降を拒否し、「本部ビルを破壊する」と脅し始めた。
 軍警はさらに警官二十人を送り、同Funai本部前の道路を閉鎖。そして本部ビルの一室に突入し、催涙弾を投じてデモ参加者を分散させた。
 デモ抗議運動のリーダーとみられる先住民三人が逮捕され、連邦警察地方本部に連行された。
 連警によると、ロッペス経営担当は「そんな資金など隠していない」と言明しているという。