1月10日(土)
サンパウロ州サンジョアキン・ダ・バーラ市で、十一カ月前に生まれた女の赤ちゃん二人が取り替えられていたことが分かった。赤ちゃん二人は〇三年二月七日午前七時二十分、同市サンタ・カーザ病院で同じ時刻に生まれた。父親の一人(二五、セールスマン)が両親に似ていないことからDNA鑑定を依頼、五日に取り替えられていたことが判明した。赤ちゃん二人は時間をかけて、段階的に生みの親の元に帰される。赤ちゃん二人の母親をはじめ親せき中が、この悲劇に毎日泣き暮らしている。「二人は双子だ」と泣く、おばあさんも。
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サンパウロ州の交通事故死者数は〇三年、〇二年と比べて一〇・四%減少した。〇三年は千二百二十七人で〇二年は千三百七十人。オートバイと自転車に乗る人の事故死者数は〇三年にそれぞれ三百六十二人と六十一人、〇二年は三百六十八人と六十二人。これら二輪車に乗る人の事故死者数は、九九年に全体の三四・五%占めていたものが、〇三年には一四・六%に減少している。
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大サンパウロ市圏の小売価格は〇三年、平均一二・六%上がった。〇二年は二六・九%。経済専門家は、同圏内の小売価格の上昇率はインフレ全体を下回ると報告、〇四年の小売価格上昇は七%前後になると予測している。
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ショッピングセンターは例年、カルナヴァルのあと大売り出しをする。今年は二十五日のサンパウロ市制四百五十年記念日に合わせ、二十三日から二月一日まで実施する。値引きは一〇から七〇%。衣料部門が最も値下げされる。これは三月に秋冬コレクションが発表されるため、春夏コレクションのストックを処分してしまいたいからだ。〇二年には二千二百万人の人出があり、ショッピングセンター側は今年一〇%増を期待している。