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ヴァリグ=中国直航便の開設検討=欧州経由日本便は交渉中

12月23日(火)

 中国は、現在、ブラジルにとって、アメリカに次ぐ第二の商業取引先となっており、ヴァリグ航空が中国直航便開設の交渉を進めている。二十日付、インターナショナル・プレス・オンラインが報じている。
 両国間の交易拡大を受けてヴァリグの企画商業副社長、アウベルト・ファジェルマン氏は、「五月までに中国直航便、もしくは、中国航空との共同運航便を開設できるだろう」とし、同時に南アフリカ路線の開設も検討中という。
 ファジェルマン氏は、また、アメリカを経由する名古屋便を一時停止、同路線のヨーロッパ経由便の設置を交渉している。「いまのところ、利用客は通過ビザが必要ないヨーロッパ乗り換え便を選んでいる。価格はほとんど同じ」と説明、まだ正式決定ではないが、フランクフルト(ドイツ)、チューリッヒ(スイス)、アムステルダム(オランダ)の各空港と話し合いを進めている。
 日本行きの航空便はヴァリグにとって、もっとも収入が得られる路線の一つ。アメリカでブラジル人乗客らに通過ビザが要求されていることで、同社はアメリカ経由便の乗客が六〇%減少したが、東京発の航空便は継続するという。