ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 下院が社保法案可決=COFINS7・6%に増税

下院が社保法案可決=COFINS7・6%に増税

12月20日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】下院は十八日、政府原案を修正したCOFINS(社会保険納付金)改正案を賛成二百五十四票、反対三十一票で可決した。同案は十九日、上院へ回る。同案を可決するために、政府は連立与党議員へ十五億レアルの予算支払いに応じた。
 企業の取引に対し従来、社会保険資金としてCOFINSを三%課していた。これを七・六%へ増税。この増税分五十八億レアルが、国庫に入る見込みとなっている。一方PSDBの試算では八十二億レアル、CNI(全国工連)の試算は百億レアルとしている。
 路線バスや保健、教育関係企業は同税を免税とされた。しかし、幼稚園と小中学校、大学以外の教育設備、製薬会社、特殊診療所は課税対象となる。COFINSの第一回支払いは、二月の取引に対し三月十五日から始まる。生産工程が多い場合は、累積方式を取りやめ一括方式となる。