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結婚の現状、大きく変化=男女共に高齢化進む=正式な婚姻は減る傾向

12月19日(金)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・オンライン十八日】離婚の増加、結婚の減少、花嫁と花婿の平均年齢の上昇―。これが、ブラジル地理統計院(IBGE)が十七日に発表した、一九九一年から二〇〇二年までのブラジル人の戸籍統計で明らかになったブラジルでの結婚の現状である。IBGEはまた、出産現状について「未だに子供の出生届をしない親が多い」と指摘。二十歳未満の女性の妊娠も増加傾向にあると報告している。十八日には、サンパウロ州データ分析システム財団もサンパウロ州の戸籍統計を発表。サンパウロ州でもブラジル全体の「結婚減少」傾向が見られ、結婚最多の月は、伝統的な花嫁の月の五月ではなく、ボーナスの出る十二月という結果が出ている。
 [結婚の減少]
 〇〇年度国勢調査によると、結婚は全体の七〇・五%、同棲は二九・五%だった。九一年の結婚数は、七十四万三千四百件だったが、〇二年には七十一万五千百件まで減少している。減少率は四%だが、二万八千三百件に相当する。
 [花嫁・花婿の平均年齢]
 男性が結婚する平均年齢は、九一年の二十七歳から〇二年の三十・三歳に上った。女性は、二十三・七歳から二十六・七歳になった。
 結婚の六九%が、二十九歳までの男女間のもの。三十九歳以上は一〇%のみとなった。
 結婚時期は、女性は二十歳から二十四歳までの間、男性は二十四歳以上である。六十五歳以上では、男性の方が女性より四・五倍結婚している。
 [離婚・別居の増加]
 ブラジルでは、離婚する前に、別居期間を置かなければならないので、あえて別居と離婚を分けることにした。別居件数は九一年の七万六千二百件から三〇・七%増え、九万九千六百件(〇二年)を記録。離婚は五九・六%も増加。八万千百件から十二万九千五百件まで上った。
 [新生児の出生届]
 〇二年に誕生したブラジル人新生児の四分の一(二四・四%)に相当する約八十万人の新生児が、出生後九十日間までに出生届を出されなかった。出生届がなければ、ブラジル国民とは認められず、公民権を失うことになる。IBGEの推測では、同年三百五十万人の新生児が誕生したという。
 [新生児の死亡届]
 届け出がないのは出生時だけではない。死亡届もおろそかにしている親がいる。〇二年には、全体の一九・五%が死亡届を出さなかったとIBGEは計算している。登記所に新生児の出生・死亡を報告しない親たちには、貧困階層に属している人々が多い。
 [若い女性の出産]
 〇二年、二十歳未満の女性が出産した新生児は、全体の二〇・七五%。九一年には、一六・三六%の比率だった。

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