12月16日(火)
村上隆+草間弥生+大竹富江=デコ画廊二十二周年――。十七日からサンパウロ市フランセーゼス街一五三のデコ画廊で前述の日本人作家三人の版画作品などを集めた展覧会が開かれる。
アニメをほうふつとさせる作風で現代美術界の寵児となった村上。戦後ニューヨークに渡り前衛美術の伝説的存在である草間。画廊主の田口秀子さんは「いまブラジル人が最も見たがっている日本の作家といえばこの二人」と話す。
仏ファッションメーカー、ルイ・ヴィトンのバックデザインでもおなじみの村上作品はオフセット印刷で六点。草間は得意の網目、水玉模様を展開させた新旧作が各種そろった。
今展はまた、今年九十歳となったブラジル日系作家、大竹へのオメナージェンとしても位置付ける。このために制作した版画六点を販売する。
十七日のオープニングは同画廊の二十二回目の誕生日になるという。
来年一月十日まで。二十五日、元日は休業。電話11・289・7067。