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東西南北

12月13日(土)

 九日未明、大サンパウロ市圏マイリポラン市バスターミナルで路上生活者四人が毒を飲まされ、うち一人が死亡する事件があった。犯人は、四人にプラスチックの容器に入った液体を数本飲ませた。被害者のうち六十二、四十五、三十八歳の人たちは救急病院に運ばれ助かった。五十歳の人は三人より多く液体を飲み、死亡した。液体から殺虫剤が検出された。犯人は四十歳ぐらいで、肌と目の色は茶色、頭髪は縮れ毛で灰色、Tシャツを着て、緑色のズボンにゴム草履をはいていた。
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 九日午後十一時十分、サンパウロ市西部ブタンタン区フランシスコ・モラート通り近くでマイクロバスがゴル車に衝突し、『メジテラネオ』軽食堂に突っ込んで停止した。バスは中央分離帯を越え、反対車線を越えて食堂に激突した。ゴル車を運転していた人、バスの乗客十六人が軽傷を負った。食堂は営業していなかった。
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 サンパウロ市にあるイタリア総領事館の職員が十一日、同中央部イジエノーポリス区の同館前で治安悪化に抗議してデモを行った。十日に館員が総領事館から出るところを強盗に襲われ、デモを決行した。二週間前には武装した三人組強盗が同総領事館に入ったばかり。同総領事は同地域の治安維持を訴えている。