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社会保障政策は不評=悪化したと指摘する声も

12月10日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】ルーラ政権は社会面で不合格の評価を得たことがこのほど、全国運輸連合(CNT)とセンサス研究所の共同調査で明らかになった。
 ルーラ政権の支持率は現在、「普通」が十月の四二・三%から十一月の四一・九%へ、「良い」が四一・六%から四一%とほぼ安定している。だが、社会面で見ると、全国百九十五都市の調査対象者二千人が「犯罪や失業、貧困、保健などの面で悪くなった」と指摘している。
 犯罪は最も批判されており、全体の四五%が「犯罪が増えた」と回答している。「減少した」と答えたのはわずか九・一%に過ぎない。
 また、四三・七%が「失業が増加した」と回答。対して二六・六%が「前政権と同じである」と答えている。
 ルーラ大統領自身の支持率は、若干下がったものの依然として高く、六九・九%を占めている。十月は七〇・六%、三月は七八・九%だった。