12月9日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】ブラジル世論統計研究所(Ibope)が男女二千人を対象に実施した調査で、エイズ患者の増加傾向にもかかわらず、増加に歯止めをかけるのが困難なことが判明した。
結婚し、もしくは決まった恋人がいたとしても、男性が別の女性と関係を持つので自分がエイズに感染するリスクは高いと女性の大部分(九一%)は考えている。しかし、女性の八四%が夫や恋人にコンドームの常用を求めることができないと考え、男性も八二%が同じ意見だった。また、女性の五二%、男性の四一%が、自身がエイズに感染した後でも生活態度を改めないと述べた。
エイズ感染者は女性の間で増加傾向にあり、八〇年に男性二十五人に一人だった女性感染者の割合は現在一・八人に一人となっている。