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超難関の警察学校=「殉職恐れない」プロへ

12月2日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】公安局の資料によると、二〇〇〇年から今年九月までに百二十八人の軍警が殉職した。にもかかわらず、バーロ・ブランコ警察学校への入学は狭き門となっている。
 男性は定員百三十五人で競争率は四十三・五倍。女性は定員十五人で競争率は七十六・七倍だ。医学部の競争率三十五・四倍と比較すると、入学がいかに難関であるかがわかる。警察学校に入学するためには、サンパウロ大学入試基金(Fuvest)の試験に合格した後も、身体検査や五十メートル走、水泳の実技試験に合格しなければならない。
 マリアーネさん(一六)は小学4年生の時に警官になりたいとクラスでみんなに話したら、女で小柄だったことから笑われた。「給料を考えたら、母が望むように医学部に挑戦する。でも他の人たちを助けたいという私の夢をかなえることを選んだ」。
 ジョゼー君(一九)は、命を落としかねない警官になるために熱心に勉強する自分を友人らは奇異に感じていると話す。「死ぬのが恐くないかって聞かれるけど、ソファーに寝転がっていてもいずれ死ぬんだから、好きなことをして死にたい」。