ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 5階から飛び降りる=モスクワの大学寮火災 ブラジル人留学生助かる

5階から飛び降りる=モスクワの大学寮火災 ブラジル人留学生助かる

11月26日(水)

 【アゴーラ紙二十五日】二十四日未明にモスクワのパトリス・ルムンバ民族友好大学寮で外国人留学生三十六人が死亡した火災事故で、ブラジル人留学生のフェルナンド・イヴァン・サントス・オストロウスキーさん(一八)は友人二人とともに、五階から飛び降りて助かったと、各伯字紙で報道されている。フェルナンドさんは、モスクワに来てまだ二十日だった。
 同日午前一時三十分ごろ(ブラジリア時間二十三日午後七時三十分)、学生寮にサイレンが鳴り響いた。フェルナンドさんは起きるのが遅れ、ほかのルームメートとともに階下に降りられなくなっていた。
 「みんなここで死ぬんだ」と落ち込む友人たちに、フェルナンドさんは「落ち着け、ここから飛び降りよう」と元気付けた。
 学生寮は五階建て。その最上階にいたフェルナンドさんは、降り積もった雪の上に身を投じた。肋骨二本と手首を折り、全治三週間と診断された。