11月26日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】大サンパウロ市圏タボアン・ダ・セーラ市で二十一日午前、がんにかかった貧しい子供を援助するNGO団体「ジョゼ・エドゥアルド・カヴィシオ援助ホーム(Cajec)」に強盗五人組が入る事件があった。
強盗グループは銃で患者や従業員らを脅し、現金や携帯電話、パソコン、スキャナー、電話機などを盗んで逃走した。
同団体のある一軒家の二階に閉じ込められた子供たちや母親たちは、強盗が逃げた後も怖くて階下へ行くことができなかった。
ある女性従業員は、「ここで世話になっている子供たちはみな病人。経営は苦しく、金庫をとりつけるほどの金品もないと必死に強盗たちに説明した。彼らは侵入する場所を間違えたのよ」と嘆いている。