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夢を分析し問題解決=睡眠中に大発明も=健康診断、病気治療に利用

11月20日(木)

 【スーペル・インテレサンテ誌】霊媒エドガー・ケイシーは夢を、心が貯えた記録を比較している時間だという。夢で超能力を開発し、物事の流れを観察するケイシー・ファンは、ブラジルにも多い。その語り口が、理性的で説得力がある。ことに治療のリーディングは有名だ。

(ほんぶん)

 心は前日経験したことを、喜んでいるか嫌っているかを夢で示す。目覚めが良かったら、前日は肯定的な一日であったのだ。それに対し心が満足している象徴。悪かったら否定的であったのだ。睡眠中は内なる自己が、大自然の語りかけに素直だから。日中より夜、睡眠中は心が大自然の中にに溶け込んでいる神聖な時間。
 夢の内容を忘れてしまうのは、主に四つの理由による。一、興味不足。二、肉体的疲労感。三、心の不純物堆積。四、物質主義など。夢の意味が分からないのは、夢が意識的に観察されなかったからなのだ。 
 夢を記憶するため眠りにつく前、メモ用ノートとペンを枕元に置き「夢を覚えておこう」と、自分に言いきかせる。これは大切な夢が終わったとき、潜在意識が顕在意識を呼び覚ましてくれるからなのだ。
 夜中に目覚めたら、すぐに主な象徴を書き付けておく。そうすれば忘れても、難なく思い出すことができる。特に場所、人物、行動、色、感じ、言葉に注意すること。夢が非論理的であるのは、断片的なため筋がつかめないか、自分の生活で非論理面を反映しているのだ。また精神的葛藤で、記憶を消すこともある。
 動けない、叫んでも声が出ないのは、食物への警告だから食生活を変える。変化しない夢は、自分が変化に抵抗しているのだ。自分は何に直面することを拒んでいるか、何を無視し続けてきたかを考えてみる。
 病気前兆の夢は警告。連続的シリーズは、成功か失敗の予告。過去の夢は、失敗回避と人間関係の反省警告。夢は人間の超能力を育成する手助けをしてくれる。潜在意識は眠ることのない内的自己で、覚醒時も睡眠時も、いつもテープ・レコードをしている。
 夢の中のサインは、潜在意識の記録や記憶から成り立っている。そこには胎児期、来世(アストラル)、前世での記憶も含まれている。夢の映像と意味とは違うから、混同しないように注意する。言葉で出てくる場合は、まさにその言っていることを意味する。
 一晩に見る三、四の夢は、映像は異なっても基本的問題に関連している。瞑想は夢をハッキリさせる。瞑想は大自然の声を聞くもの。祈りは大自然に語りかけるもの。瞑想は意識を広げる。訓練を続けると顕在、潜在、超意識の間の障害を除き超感覚を発達させる。
 夢には四つのタイプがある。一、潜在意識からの情報。二、元祖や恩師など他人の潜在意識からの情報。三、超意識からの情報。四、大自然からの情報。夢を見ている本人は、あらゆる役目をしているのだ。全ては同じ自我の色々な面を表現している。
 バーナード・ショーの戯曲、シェイクスピアの作品、モーツアルトの交響曲、ベンジャミン・フランクリンの避雷針、ミシンの発明者シンガーは針に穴を明けることを、みな夢の中で啓示された。啓示は永続的に印象を残さないので、潜在意識がその空白を埋めあわせる。だから、空想にふけさせられるのだ。