11月15日(土)
【既報関連=各伯字紙社会面、フォーリャ・オンライン十四日】一日から行方不明になり十日遺体で発見された中等学校生(日本の高校生)カップル殺人事件で、五人目の犯人〃ペルナンブーコ〃ことパウロ・C・S・マルケス容疑者(三二)が十三日午前三時、ペルナンブーコ州ペトロリーナ市バスターミナルで逮捕された。警察はこれで、容疑者五人を全員逮捕したことになる。同容疑者の供述によって、犠牲者のリアーナ・フリーデンバーフさん(一六)に対する卑劣な行為が明らかにされ、凶暴な犯人たちに警察は驚いている。
ペルナンブーコ逮捕は、同容疑者の妻が電子メールで警察に告発したことで可能となった。逮捕時同容疑者は、ターミナルに停車中のセアラー州行きのバスの中で眠っていた。警察が現れるとは思っておらず、驚いていたという。
現在ペルナンブーコのほかに、犯行グループのリーダーとされる未成年者のR・A・C容疑者(一六、通称シャンピーニャ)、アギナウド・ピーレス容疑者(四一)、アントニオ・M・バーロス容疑者(四八)、アントニオ・C・シウヴァ(五〇)も逮捕されている。
警察によるとペルナンブーコとRは一日、強盗するために二人を襲ったが、金品がないので誘拐を計画。隠れ家の別荘へ向かう途中、リアーナさんが「自分の家は金があるから、身代金と引き換えにわたしたちを帰して」と頼んだ。その時、犯人らはフェリッペさん殺害を企てた。
同日夜、ペルナンブーコは隠れ家で、フェリッペさんを別の部屋に移し、リアーナさんを暴行した。翌二日午前、同容疑者は森の中でフェリッペさんの首筋を撃ち、殺害。銃声を聞いたリアーナさんに犯人らは、「フェリッペさんは解放された」と告げた。
同日ペルナンブーコはサンパウロ市へ逃げた。同日夜、リアーナさんはRに暴行された。
三日、Rは、シウヴァ容疑者とピーレス容疑者にリアーナさんを自分のガールフレンドだと紹介。Rは二人にリアーナさんを勧め、今度はピーレス容疑者が少女に暴行を加えた。
五日、Rはリアーナさんを森へ連れて行き、魚包丁でリアーナさんの頭部を突き刺した。少女が地面に倒れると、背中や胸に幾度も包丁を刺した。刺傷は十五カ所にできていた。