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黄色いルス駅に建築家激怒

11月8日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙6日、エスタード・デ・サンパウロ紙7日】現在、サンパウロ市制450年記念式典に向けて修築・改装工事中のルス駅(同市中心部)が、徐々にカナリアのような黄色のペンキで染められている。
 同駅の修築プロジェクトを担当した建築家のエレーナ・サイアさん(五二)、これを見て激怒し、「これは何かの間違いでは」とペンキ塗りをやめさせようとしている。
 修築工事担当者はロベルト・マリーニョ財団。サイアさんは、同財団が彼女の修築指示事項を完全に無視したと抗議。「ルス駅は、落ち着いた色のイギリス様式の建築物。創建当時は赤みがかった茶色だった。でも、こんな黄色にしたら、ルス駅がマクドナルドになってしまう」と非難した。
 一方、同財団の建築家、シウヴィア・フィングエルトさん(四六)は、「修築中に、外壁の約20カ所から黄色の塗料が発見された」と説明している。