11月8日(土)
ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイの日系農協間の連携を強化しようと、南米日系農協連絡協議会の発足準備が進められている。
これをリードする農拓協(原林平会長)では先月二十一日、パラグアイ・アスンシオンを訪問。現地日系農協の代表たち=日系農協中央会(田岡功会長)=に対し、定款など協議会の草案を説明するとともに積極的な参加を呼びかけた。
当日はパラグアイにある六つの日系農協などから十二人が出席。原会長、近藤四郎理事など農拓協代表三人と約一時間にわたって話し合った。
協議会設立については三年前から毎年開催されている日系農協活性化セミナーの席で常に議題となってきた。今年一月に開かれた第三回セミナーでもブラジルの十六農協、パラグアイの四農協、ボリビアの二農協、アルゼンチンの一農協の代表が集まって協議している。
農拓協では来年一月の第四回セミナーで正式発足させたい意向。発足後は各農協の抱える課題を共有するなど横のつながりを深めていく。