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自動車所有税を発表=前年比で平均0.05%低下

11月4日(火)

 【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙一日】財務省州事務局は三十一日、〇四年度自動車所有税(IPVA)を発表した。
 税率は前年比で平均〇・〇五%低下した。税率は七千五百台を対象に九月に調査された自動車の市場販売価格の評価額に基づいて決定され、ガソリン車は同額の四%、アルコール車とガス車は三%、二〇年以上経過した車は免税となっている。その結果、同じメーカーでもモデルによって増税になったり、減税になったりする場合がある。
 サンパウロ州財務省事務局のカルヴァーリョ・税務部長によると、同税の最高額を適用されたモデルはフェラーリ・Enzoで、評価額は四百万レアル、税額は十八万レアル。しかし、この車はサンパウロ州では登録されていない。最低額は四三・六〇レアルで、対象モデルはラーダ・ライカ八十四年製、評価額は三千百二十五レアル。
 IPVAの税率表は州事務局のサイトで閲覧できる(www.fazenda.sp.gov.br)。支払い方法は前年通りで、減税付き一括払い(一月)、減税なし一括払い(二月)、一月から三月までの三回分割払いとなっている。一括払いの減税率は従来通りで、新車は三%、中古車は三・五%。新車への減税は納付書の発行日から五日以内に納税された場合にのみ適用される。期限内に納税しなかった場合は、基本金利に加え、二〇%分の追徴税がかかる。
 IPVAの徴収総額は九十五年以降毎年増加し、同事務局は〇三年に三十四億レアル、〇四年には三十八億四千万レアルを徴収する予定だ。