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バストスで出張領事業務=公館投票制度に期待の声

10月24日(金)

 サンパウロ総領事館(石田仁宏総領事)の小嶋義則領事と職員二人が十四、十五日の二日間、バストス日伯文化体育協会(真木マキ・カツヒデ会長)で、在外選挙人登録など領事事務一般に関する出張サービスを実施。延べ約百十人が来場した。
 最も多かったのは死亡届で四十二件。前回四年前の出張で四百六十件に上った在外選挙人登録の受け付けは十件にとどまった。
 一方、十一月に実施される衆院選挙についての問い合わせや、来年からサンパウロ総領事館で導入される公館投票制度に期待を寄せる声が目立った、という。
 小嶋領事はまた、「出稼ぎの増加を背景に、査証、日本国籍の取得、年金などに関する相談が多かった。これは他の都市でもみられる現象」とし、今後も領事出張サービスを積極的に行なう考えを示す。
 このサービスは昨年二十六カ所、今年は十七カ所で実施されている。要望、問い合わせなどは同総領事館戸籍国籍・証明班まで(電話11・287・0100)。