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野球W杯=ブラジル代表が決勝ト進出=最後に3連勝4位に残る

10月22日(水)

 キューバで開かれている野球のW杯で、日系人中心に構成されるブラジル代表(佐藤允禧監督)は二十日、予選リーグの最終戦で中国に四対〇と快勝、決勝トーナメント進出を決めた。ブラジルは二十二日の準々決勝で優勝候補の一つキューバと対戦し、四強入りを目指す。
 緒戦と第二戦に連敗し、苦しいスタートを切ったブラジルは第三戦のメキシコ戦で初白星。その後、日本には破れたものの、オランダとフランス、中国に三連勝し、グループBで四位に滑り込んだ。
 中国戦では、日章学園で大活躍しプロ野球中日ドラゴンズ入りした強打者の瀬間仲ノルベルトが、先制の二点本塁打を叩きだし勝利に貢献した。
 また、佐藤監督の実子に当たる佐藤イサム(中央大学)とロドリゴ渡辺(ミキハウス)もそれぞれ本塁打を放った。
 ブラジルがW杯に参加するのは十二位に終わった一九七二年以来で、初めての決勝トーナメント進出となる。
 日本代表は六戦全勝でグループB一位を決め、決勝トーナメントへ進んだ。