セッカが続いたため今週中、大サンパウロ圏内で節水が開始される予定だった。が、先週の降雨で計画は解除された。
コーヒー豆の収穫は十月中の雨量が決め手になると言われる。フォーリャ紙は先日、このまま晴天が続けば来年、多大な損害をもたらすだろうと報じていた。
ブラジルに雨が降ったことで、今週に入り、ニューヨークでの国際相場が下がった。
日本では、ブラジル産コーヒーから農薬のジクロボスが検出された。アメリカに比較すれば日本の許容量は半分以下。食の安全神話が崩壊する中、日本側の締め付けは強いようだ。
今後、輸出入業者に農薬検査が義務づけられたことで、コストの増大が懸念される。コーヒー大国の日本、消費者に余波が来ることも有り得る。 (古)
03/10/16