10月8日(水)
(財)日本民謡協会ブラジル支部(石川諭会長)の久保時雄(二世・四七歳)さんが十六日から四日間、東京両国国技館で開催される秋季民謡民部全国大会の内閣総理大臣賞争奪戦に、ブラジル代表として出場する。出演曲目は「江差追分」。
久保さんは同協会主催で七月二十七日に開催された「第三十六回日本民謡ブラジル大会」の支部代表決定戦にタウバテから出場し、優勝している。
「歌うのが好きで好きでどうしようもない」と話す久保さんは毎朝、起きるとすぐに江差追分を歌うのだという。奥さんも二人の子供も民謡の大ファン。
○○年に初訪日、北海道で行なわれた「江差追分大会」にも出場しているが、「感激で緊張して、どうしようもなかった。でも、今回は落ちついて歌えそう」と意気込みを話す。
ブラジルから、同大会には十七年連続出場しているが、上位入賞はまだいない。
石川会長は「やはり日本のレベルは高いが、ぜひ頑張ってきてほしい」と話していた。