10月7日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙】コンピューターなどの電子機器がますますブラジルの学校で広がっているが、生徒が自由に使うだけで、教師は、例えば奥の深いコンピューターを単なるワープロとしてしか使わないといった、昔と同じやり方を続ける危険がある。使い方を知らないからといってコンピューターをしまい込む校長もいるという。
しかし、コンピューターの導入で生徒、教師、校長・教頭が前向きに変わることもある。それは教師の威圧的態度を和らげ、生徒の自主的な学習意欲を高めるといった学校現場のムードの変化だ。
「教師は情報の収集と分析方法を生徒に指導する必要がある」とアイルトンセナ研究所のチャベス・アドバイザーは話す。「生徒は独りで情報収集できるから、昔のやり方での情報伝達はもう通じない」。