10月7日(火)
これぞ長寿日系人ならでは? 出品者の平均年齢が八十二歳という美術展が、九日から十七日までリオデジャネイロ総領事館広報文化センターで開かれる。
七十歳以上の日系人で構成される現地美術グループ「青竹会」のメンバー十四人が参加する。九十歳の安達敏子さんはハイカラなオブジェ。コンピューター・グラフィック作品を発表する春日譲治さんは八十一歳といった具合だ。
今展は移民九十五周年記念事業のひとつで、リオ州日伯文化体育連盟の主催。八日夜にはオープニング・パーティーが予定される。
リオの日系美術展といえば八九年から続く「美港展」が有名。昨年はリオ国立美術館での開催が話題となった。同展会員の松本泰子さん(五六)が「青竹会」の運営役も兼ねている。
「高齢者だけにスポットを当てた展覧会という例はあまりないでしょう。みなさん、次は移民百周年祭を目指したい、という元気な方ばかりで。まだ七十歳に満たない人たちが、七十歳になったときに仲間入りしたくなるような会を目指したい」と松本さんは話している。
会場住所はリオ市カステロ区プレジデンテ・ウィルソン通り二三一番、十五階。詳細問い合わせ電話21・2240・2383。