9月27日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】社会経済開発銀行(BNDES)は生産関連部門の近代化政策の一環として同行が優先的に扱う十八の経済部門を決定した。
エスタード紙が入手した文書、「運営方針」の中に記された商工・サービス業の優先部門は製材・家具、装飾用鉱石、食料、繊維・アパレル、皮革・製靴、製紙・パルプ、印刷・出版、化学、プラスチック、セラミック、鉄鋼、資本財、電気、中間財、光学器械、自動車部品、リサイクル、観光、ソフトウェア。同行は九月末にも同文書を承認、発表する。
これらの部門は融資方法などの面で特別扱いを受ける。融資資金は国内に加え、外国の企業拠点でも活用が可能となる。同文書はブラジル企業の「国際化を促進」し、「南米諸国の経済統合計画を推進する」必要性を強調しており、企業事務所の設置を含む、外国市場での製品販売の促進、倉庫建設、他国への販売・配送網の構築に対して同行は融資を行う。ただし、外貨送金を含む諸経費への融資は禁じている。
企業の投資に同行が参加する割合は企業規模に応じて計算される。中小零細企業は八〇%、大企業は五〇%、政令二千二百三十三号に規定された部門(エネルギー、電話、交通、衛生、化学、石油化学、鉱山、金属、自動車、食品加工、林業、資本財、電気)で外国企業が経営に参加する企業は四〇%が同行の融資上限と定められている。