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東西南北

9月24日(水)

 二十日夜、サンパウロ市西部にあるファベーラ(貧民窟)サンレモで十日から誘拐されていた監査人(二六)が解放された。匿名電話で監禁されている場所に急行した軍警が犯人グループと銃撃戦を展開、犯人の一人を射殺した。被害者はホテル国際網の監査役。ショッピング・モルンビーから出て車を運転、赤信号で止まったところを誘拐された。サンレモ通りの倉庫に監禁され、ベッドに縛られた上、殴る、焼くなどの拷問を受けた。
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 二十一日午後五時三十分から八時まで、フランコ・ダ・ロッシャ市の少年刑務所二十一号室で暴動が起き、職員八人が人質に取られ、うち一人が頭を殴られ負傷した。同部屋には九十四人が収容されていた。九十四人は三つのドアを破って中庭に侵入。暴動は、週末に実施されていた訪問日が治安を理由にグループごとに日割りで行われることになったのを不満として起きたもの。
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 アゴーラ紙が選んだサンパウロ市の公園ベスト5は、アクリマソン(中央区、走るコースがある)、ルース(中央区、美しい庭園がある)、ブエノスアイレス(イジエノポリス区、お年寄りの散歩に最適)、インデペンデンシア(イピランガ区、丘があり美しいモニュメントで知られる)、ヴィラ・ロボス(西部、テニスコートがある)。
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 二十一日午後四時ごろ、グアルジャー市シレー(チリ)街でチリ人(五一、コンピュータ技師)が未成年者の強盗団三人組に襲われ、逃げようとしたところを射殺された。発砲したのは十五歳の少年で、警察に逮捕され犯行を認めている。チリ人は娘二人とエンセアーダ海岸で週末の休暇を過ごし、グアルジャーの友人の家に帰る途中だった。妻はチリの首都サンティアゴ市にいる。