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教室〝飛び出した〟日本語―リオの遊悠会成功

9月24日(水)

 [リオ]第六回日本語遊悠会が、十三日、リオデジャネイロ日本語モデル校講堂で行われた。予想をはるかに上回る三百人が参加、主催者の運営委員会(ヴィヴィアネ・B・サントス会長、冨永由美子顧問)は「効果はあった」と確信した。
 遊悠会は、リオ州の五つの日本語教育機関であるリオ連邦大学、リオ州立大学、リオ日伯文協、リオ・モデル校、公文日本語教室による歌、劇、踊りなどの発表のあと、日本語を使ったゲーム「仲間は何人」「OXゲーム」「じゃんけんゲーム」「ほうきダンス」、さらに各教育団体代表によるカラオケコンクール、イラストコンクールなど多彩なプログラムで賑わった。
 冨永顧問によれば、今回は、本来の「日本語学習者の会」にしようという初めての試みで、当番校であるリオ連邦大学の学生が中心になってイベントを企画、運営、実行した。これまでほとんど学内だけで日本語を学習していた学生たちは、学外の人たちから貴重な日本語学習の機会を与えてもらい、温かく支えられた。教室を飛び出した本当の「日本語学習」だった。
 国際交流基金サンパウロ日本語センターが助成、リオ広報文化センター、リオ日本人学校、アニマンガ社が賞品を提供。最後に参加者全員で「明日があるさ」を力強く合唱して散会した。