9月18日(木)
パラー州サン・フェリックス・ド・シングー市警は十六日、ファゼンダ・プリマベーラ付近でシングー川を渡っていた十三人の漁師が行方不明になった事件の捜査を開始した。漁師たちは二週間前に川から村を出たが、現在まだ村に戻っていない。十二日に同ファゼンダで八人の農業労働者が射殺されたのと同様、彼らも射殺された疑いがもたれている。
◎
十六日午前九時ごろ、サンパウロ市タツアペー区の少年院・少年刑務所で暴動が起こり、入所者八人と指導員三人が負傷した。暴動は軍警が鎮圧した。暴徒は最初、職員四人を人質に取って〃安全な部屋〃にいる入所者を襲い、反乱を拡大させた。
◎
警察署長を含む四人の市警が十五日、ブラジル最大のたばこ密輸業者ロベルト・シウヴァ(通称ロボン)をかくまった容疑で五日間の期限で拘束された。電話の盗聴録音テープ、証人の証言などが逮捕につながった。四人は背任、犯罪組織の形成、詐欺、恐喝の嫌疑で取り調べを受ける。ロボンは九月初めに逮捕されている。
◎
遭難した第二シレー丸の乗組員で行方不明になっていた十人のうち八人が救助された。ブラジル空軍機がフロリアノポリス市海岸から二百十六キロ沖をゴム袋で作ったいかだに乗り漂流しているのを見つけた。船は南大河州の沖でマグロ漁をしていて転覆した。八人はいかだの上で穀物、水を分け合いながら生き延びていた。残り二人も生還の望みがあるという。