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会議所昼食会=石田総領事が新任挨拶=「次のFTAはブラジル」

9月16日(火)

 十二日昼にサンパウロ市内グラン・ハイアット・ホテルで行われたブラジル日本商工会議所(田中信会頭)の定例昼食会では、着任したばかりの石田仁宏サンパウロ総領事の挨拶が行われた。
 ブラジル勤務は初めてという石田総領事は「ここは中南米で最も重要な国の一つ。メルコスールや北米とのFTAAが進展している現在、日本がどのように付き合うのかを真剣に考える時期にきている。日本もシンガポールに続いて、現在メキシコとFTA交渉が進んでおり、それができれば、次の議題に登るのはブラジルだろう」との見方を示し、「皆さんの声を真摯に聞き、言うべきことは、東京はもちろん、ブラジル政府や州政府にも伝えていきたい」と語った。
 続いて、同会議所幹事会議長の山田唯資氏から連絡事項が伝えられた。同日昼食会前に行われた定例理事会で、新民法に適応させるための定款改正議案が満場一致で議決され、十月十日の臨時総会でも了承されれば、それに合った形で、来年初頭から新しい常任理事選挙が行われるとのこと。
 その他、代表交代挨拶では、ヤンマー・ド・ブラジルで六年間代表を務めた松本淳氏が、新任の古宮康司氏に変わる旨、報告があった。古宮氏は「ブラジルはまったくのド素人だが、精一杯頑張っていきたい」と抱負を述べた。同氏の趣味はゴルフと、十数年やっている蘭。「ここでもぜひやってみたい」と語った。