9月11日(木)
【エポカ誌】専門家が推奨する未来産業は次のようだ。バーチャル管理、ネットワーク技師、インターネットの安全管理、テレ通信、コンサルタント、レジャー管理、スポンサー管理、第三セクター管理、環境管理、クライアント管理、遺伝子工学など。大学入試も近づいた。先輩から後輩へ、将来を見詰め専門分野を決めたら、積極的に入って深く学ぶよう助言している。 【生物学部】生命工学から遺伝子工学と果てしなく分野が広がった。生命工学は医療技術の発展へ、遺伝子工学は製薬や種子へ。この二部門は想像以上の猛スピードで、進歩している。バイオの専門家は、これからの花形業種。
【経済学部】長い冬が終わり金融経済が最近、脚光を浴び経済学士の出番が来た。大手の資産管理企業が若い財テク専門家を、多数採用している。
【経営学部】医療システムの発達により、病院が医師よりも経営の専門家を求めている。年金改革により、民間年金基金を管理する経営者が必要になったのだ。
【医学部】新しい傾向として、予防医療と中高年の健康管理が注目されている。特技がないと、医師の給料は減るばかり。将来性は、組織培養による遺伝子治療と免疫治療が有望だ。
【教育学部】欧米では珍しくないが、遠隔地教育がブラジルの新しい挑戦だ。IT(情報技術)の発達によって、生徒は自宅にいて教師から授業を受ける。基礎的な学科から専門的な講義に至るまで多種多様だ。
【ツアー学部】これからは旅客集めやサービス業ではなく、ツアーの企画だ。顧客の要求に応じて、あらゆる目的の企画が必要。ビジネスの視察から子供、中高年、ストレス解消、体の不自由な人向けの企画。
【映像学部】これまでは、頭に鉢巻して学んだ。しかし、時代は即時効果のある広報用映像を求めている。政府の奨励金や補助金を当てにする時代ではない。積極的に庶民の心をとらえる映像が求められている。
【工学部】大学の教科は技術の進歩から、完全に取り残された。産業分野の栄枯盛衰はすい星のようだ。テレコムニケ、バイオコンピュター、ナコテクノロジー、医療工学、航空工学など在学中から専門分野を選び独自の研究を行うこと。
【IT学部】ITを誤解している人が多い。教師用のIT理論とプロジェクトを考案するIT工学、実地用ITシステムの三つからなる。どれも有望だが、バイオコンピュターは注目の新分野とされている。
【数学部】リスク計算の専門家が注目の的。ITの進歩に並行し、計算業務の多い分野で役割が増加した。特に遺伝子工学や年金基金などで人材を求めている。
【広報学部】広報に並行して、初期段階は販売から始め経営学も学ぶこと。人間の行動についての心理学が、広報の基本になる。