英語を習おうと、サンジョアキン駅横の英会話学校を訪ねた。
同校は全伯に千百校以上、価格も比較的安い。英語のほかに西語、仏語、独語、伊語、外国人向けの葡語もあるが、日本語はない。これだけ日系人が活躍し、日本食が親しまれているのに。
ある日本語教育関係者が、「日本語は閉ざされた言語」と言っていた。「日系団体だけではなく、その辺にあるブラジル系語学学校でも日本語を導入するようにならなくては。そのための努力が日本語教育者には必要」。
ちなみに、記者が英語を習う建前は「英語ぐらい話せなきゃ」、本音は「英語を習うブラジル人と友だちになって、葡語を習得」だ。
果たして、一石二鳥か、二兎を追う者は一兎も得ず、か?(さ)
03/09/06