8月28日(木)
メーロ国連特別代表はバグダッドの本部ビルが爆弾テロで崩壊し下敷きになったとき、救助に当たった米軍のウィリアム軍曹(五二)に自分の家族、ブラジルの家について語った。さらに同本部で一緒に働いていた仲間の安否を気遣ったという。ひん死の重傷を負って、なお他の人のことを気遣う思いやりに、同軍曹は深く感動したと伝えている。
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誘拐されていた男性(四一)が二十五日午前五時三十分、サンパウロ市東部で無事救出された。連れ去られてから七十日ぶりのことで、体重は二十キロも減っていた。男性はサンパウロ市南部にある自動車販売代理店の店主で、六月十七日に誘拐された。犯人は三百万ドルを要求、話し合いの結果十二万レアルで解放した。犯人は最低六人いるとみられている。
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リオ市北部地区在住の十四歳の少年が二十三日日午後、コロンビア革命軍(Farc)に入ってゲリラになると言い残して行方不明になった。少年が使っていたパソコンにはFarcのサイトが登録されていた。一年前に稲妻誘拐された少年は、母親に「強盗の手にかかるよりは戦って死ぬ方がましだ」と、ある友人には「男になる」と話していたという。
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古都オウロ・プレットで二十六日、最近修復されたばかり聖母ピラール教会の噴水が、トラックに突っ込まれて破損する事故が起きた。トラックは家具を運んでいたが、雨で滑りやすくなっていた坂道でコントロールを失い、積荷の一部が噴水の上にある三つの塔の一つを直撃したという。この噴水は十九世紀につくられたもの。トラックが突入するのはこれで二度目だという。