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最賃実質5%アップ=04年度予算案に盛り込み

8月27日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】マンテガ予算管理相は二十五日、ルーラ大統領が策定した〇四年度連邦予算一次案の中に最低賃金の実質五%引き上げを盛り込む予定であることを発表した。
 〇四年度の引き上げ率五%は、ルーラ大統領の任期中に実質最低賃金を二倍にするという選挙公約を実現するには困難な水準で、公約実現には〇五年、〇六年の二年間に毎年三七%の実質引き上げを行う必要がある。
 同相はまた、最終予算総額が四千二十億レアルになる見通しだと述べた。二十八日の閣議では分野別の予算額の詳細が発表される予定。〇三年度連邦予算の歳入予想額は三千六百十億レアルだったことから、〇四年度予算は前年比で約一〇%、四百十億レアルの増加となる。