8月26日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】NGO団体「もう一つの視点情報ネットワーク」が行った試算によると、一〇%の女性がレズビアンかバイセクシュアルだという。大サンパウロ市圏には千五百万人の住民がいるが、女性がほぼ半数を占めるとすると、七十五万人がこのグループに入る。
同団体が十五歳から五十七歳の女性百五十人を対象に行った面接調査では、約六〇%のレズビアンが産婦人科医に自分の性的指向を伝えていない。自分がレズだと明らかにした女性の約六〇%はある種の差別に傷ついたと述べる。ある女性産婦人科医は性的嫌がらせを受けることを恐れて診察中に看護婦にそばにいるよう求めた。男性の産婦人科医の多くが患者に心理カウンセラーと相談するようアドバイスし、別の男性医師は相手との関係がどんなものか知りたがった。
こうした差別などに立ち向かうべく、レズビアンたちは「レズの誇りの日」(六月十一日)を定め、自らのアイデンティティーを確立しようとしている。