マデイラ川で船遭難＝アマゾナス州＝10人死亡確認、捜索続く

8月19日（火）

　【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日付】十六日午前六時ごろ、アマゾナス州ウマイター市近くのマデイラ川を航行中のオルランジーナ号が遭難し子ども七人を含む十人が死亡した。ロンドーニア港湾局が捜索に当たっている。現地からの第一報によれば、オルランジーナ号は十五日夜、約七十人を乗せてロンドーニア州ポルト・ヴェーリョ港を出発、翌日の悪天候のため難破した。
　事故が起きた時、この季節によく見られる熱帯性の大雨が降った。生存者によれば、船はブラジル製で、乗客の数は通常通りだった。同港湾局は同日、行方不明になった人たちの捜索とともに現場近くの住民が助けた生存者たちの救助にも当たっている。新たな犠牲者の数は増えるものとみられている。ウマイター市の漁民などが中心になって、組織的な生存者の救助活動が続けられている。