8月16日(土)
サンパウロ総領事館は先月二十二日サンパウロ州モコカ市の日本人親睦会(水野進会長)へ出張領事サービス。翌二十三日には隣町サン・ジョゼ・ド・リオ・パルド市の同親睦会(仁藤純良会長)でも領事事務一般を受け付けた。
両市合わせて約五十人が選挙登録(三十九件)、婚姻・死亡届(計十四件)などの書類を提出した。これには小嶋義則副領事と職員二人が対応。高齢で外出出来ないお年寄りの家庭や、商店経営者などに対しては戸別訪問した。
懇談の席で、地元入植者の体験談を聞いた小嶋副領事は「戦後付近には養蚕などを生業に日系三百家族が暮らしていたが、マラリアなどで多くの日本人が無縁仏になったそうです」と感慨深げ。両日はまた、日ごろ連絡が途絶えがちな在住日系人の貴重な交流の場にもなったという。
同総領事館では今月二十日にジャカレイ市で出張サービスを行う。詳細問い合わせは戸籍国籍・証明班011(287)0100まで。