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こどものその今年45周年=セミナーなど多彩な行事

8月13日(水)

 社会福祉法人「こどものその」(井口信理事長)は十五日から三日間、同園創立四十五周年を記念して、国際福祉セミナー、記念式典、記念植樹を文協、同園本部講堂、同園セルケーザ・セーザル農場でそれぞれ行なう。
 十五日は午前九時から、「知的障害者の展望」をテーマに国際福祉セミナーを文協大講堂で開催。日本から本田雄峰・長崎県普賢学園理事長、坪郷康・山口県下関福祉専門学校校長、三津田和行・群馬県はるな郷理事長、村上一郎・山口県るりがくえん副園長が来伯講演。
 ブラジルからはライール・モウラ・サーラ・マラヴィーラAPAEsサンパウロ州連合会会長、タズエ・ハラ・ブランキーニョ小児科医院院長、マリア・アリセ・ロスマニーニョ・ペレスSP州教育局特殊学級児童・生徒教育指揮官が講演。また、開会式にはジェラルド・アルキミンSP州知事、ガブリエル・シャリッタ同州教育局長官が出席する。講演は同時通訳あり。入場無料。
 十六日は午前十時から、創立四十五周年記念式典・祝賀会がイタケーラ区の同園本部である。日本の慶祝団から日系コロニアの文化・福祉関係者三百二十人に感謝状授与、また八団体に計百万円の寄付金が贈られる。ほかにも太鼓十一張、書籍ダンボール箱二十箱が贈呈される。当日は日本から樽酒、ブラジルから牛、豚、鶏の丸焼きを用意、琉球国祭り太鼓、丹下太鼓道場、日伯両国園生の太鼓の競演で来場者をもてなす。
 十七日は正午から、マカダミアナッツ五百本の記念植樹と六百本の桜が見ものの観桜パーティーを同園農場(サンパウロ市から約三百キロ)で行なう。
 八日、案内に来社した鈴木康夫第一副理事長は、「今までボランティアをお願いするばかりだった方々も含め、皆さんに感謝の気持ちを表したい。ぜひ、セミナーや式典に来てください」と呼び掛けている。
 セミナーなどに関する問い合わせは、(電話・3208・3949、または、3207・9744)まで。