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少年院はすし詰め=62人施設に632人収容

8月12日(火)

 【アゴーラ紙九日】サンパウロ州未成年者支援財団(Febem。少年院と少年刑務所が合体した施設)には、最大収容人数六十二人の所に六百三十二人の少年が収容されている(写真)。二〇〇〇年から撮影されている同施設の映像は、一回目撮影で三百七十人、二回目で四百三十一人へと増えている。
 六日夜、サンパウロ市ブラス区にあるFebemを訪問した人たちが、その驚きを報告している。入居している少年、その親、職員は治安の悪さ、不健康、非衛生を訴えた。六百三十二人の少年はたった十人の職員によって監視されている。
 少年たちは一つのマットレスに三人の割りで寝かされている。全員が二階にすし詰めになっており、扇風機一つない。私語をつつしむ、日中はかがんでいる、など厳しい規則で縛られている。