7月31日(木)
第十五回慈善協力ブラジル郷土民謡全伯大会(ブラジル郷土民謡協会主催)は八月三日午前八時から、日*文協記念講堂(リベルダーデ区サンジョアキン街三八一)で開かれる。大会に先立ち、祝賀使節団長を務める日本民謡協会の柴田隆章理事長らが二十九日、ニッケイ新聞を訪れ抱負を語った。
来社したのは柴田理事長、酒谷龍風名誉教授、椿真二常務理事、松浦紗代子副理事長、馬場秀峰名誉教授とブラジル関係者ら八人。柴田理事長は七六年、民謡普及のため来伯したことがあり、「ずっと、心にブラジルがあった。来ることができて嬉しい」と感無量の様子。大会では特別ショーで「謙良節」を歌う。
初めてブラジルに来た椿常務理事は北海道出身。「本州の開拓者の苦労が北海道の民謡になった。ブラジル開拓者も同じ気持ちだっただろう」と先人に思いを馳せた。また、松浦紗代子さんは、「ブラジルの民謡に対する熱意に応えたい」などと抱負を語った。
同大会は同協会創立十五周年、日本移民九十五周年、戦後移住五十周年を記念して開催。コンクール、式典、特別ショーで構成され、日本から訪伯のプロ歌手七人を含め三十六人が華を添える。入場無料。
問い合わせは、ブラジル郷土民謡協会(電話・11・5573・4349)まで。