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東西南北

7月30日(水)

 リオ州で二十八日未明、メスキッタ墓地で若者二人が殺害された。事件当時、青少年約四十人が墓地内でパーティー(?)を開き、ワインなどを飲んで騒いでいた。そこへ私服姿の警官と名乗る二人組が現れ、若者たちを整列させ、一人一人身体チェックを行った。警官らは、RさんとNさん(一七)以外の若者たちを帰宅させた。若者たちは、墓地から出てすぐ、二発の銃声を聞いたという。警察は、二人組は警官ではないとし、強盗殺人あるいは報復事件とみて捜査を進めている。
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 保健省は二十九日、今年当初より不当調整が懸念されていた常備薬四百三十種の三〇%値下げを発表した。新価格の実施は、九月一日からとなっている。また七千五百種の薬品は、同日から二%値上げとなる予定。新価格は二〇〇四年三月まで統制され、以後は同時期に定期的調整をする。薬品の価格統制委員会は保健相、財務相、法相、官房長官で構成され、前政権で発足したCAMEDは、廃止になる。
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 リオ市の住民の五五%が「他市に住みたい」と考えていることがこのほど、カンジド・メンデス大学の調査で明らかになった。九九年には、このように考える市民は四〇%だった。また「夜、外出しない」と答えた市民も五五%に達し、九九年の三九%を大きく上回っている。
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 証人が犯人を確認したが、一足の靴が最終的な証拠となった。二件の稲妻強盗を働いた犯人(二一)が、イミグランテス自動車道十八キロ地点近くの空き地に逃げ込む際、車から降りた時に片方のテニスシューズを脱ぎ残した。逮捕後、残された靴は強盗の靴と一致。警察はこの強盗を「シンデレロ」(シンデレラの男性名詞)と名付けた。